小さい頃は、物語を読むのが大好きでした。
大人になってからも読書は好きでしたが、読書好きと名乗れるほどは読んでおらず、読書家の方たちと話すときは、どこか気後れしていたように思います。だからこそ、Pocket Garden Books&Cafeは、誰も気おくれすることなく、本に対して敷居の低い空間にしたいな、という思いがあります。
読んでもいいし、読まなくてもいい。

私自身、本を読まなくなった時期もありましたが、そんな時期でもとにかく本屋さんという空間が好きでした。買い物に出ると、目的のものが売っている売り場へは行かず、気付けば本屋さんに入ってしまうんです。
中身を読むわけじゃない、ただ本屋にいて背表紙を眺めているだけで、さまざまなアイディアがわいてきたり、自分が抱えていた問いへのヒントをもらえたり。本屋さんに行くとなんだか力をもらえるのを感じていました。本を読むのが好きというよりも、“本に囲まれている空間”が好きだったのです。

そんなあるとき、きっかけがあり、幼い頃好きだった児童文学に再会しました。
そうだった!これだった!私が好きな読書はこれだった!とワクワクが戻ってきたのです。
児童文学を通して見る世界のなんて、楽しいこと。希望に満ちていること。
この世界はいいものだ、ということを思い出させてくれたのが、子どもに向けて書かれた物語たちだったのです。それは子どもでも読めるということであって、決して子どもだましの子どもっぽい物語ではありませんでした。大人にこそ深く響く。


ところが、嗚呼、悲しいかな。本ってどんどん絶版になっていってしまうんですね。
手許に置きたいと思っていた本がもう手に入らないと知ったときから、誰かが残していかなければいけない、そんな思いに駆られました。こんなにも良い物語なのに、なぜ絶版?こんなにも良い本なのに、なぜこんなにも知られていない?そのときから、じゃあ自分が広めなくっちゃ!という謎の使命感が芽生えてしまいました。

タイパ、コスパが叫ばれる昨今、私たちに欠けているのはそんな物語たちなのではないかな、と思ったのです。児童文学以外にも、知的好奇心を掘り起こしてくれるいったい何の役に立つか分からない、素敵な”ムダ”な本たち。違う時間の流れを感じれる本たち。

そんな本たちを集めて、木や太陽の光を感じながら味わいたい。五感で読書をしたい。
そんな思いで作った空間です。気に入っていただけたら、嬉しいです。

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